| パイオニア 通信モジュール対応 エアーナビ「AVIC-T10」 |

| 5.8型ワイドVGA搭載 ワンセグ内蔵ポータブル通信ナビ |
新型エアーナビは通信契約をしなくても使えるが、ニュースリリースや製品情報を見ると、「通信契約をしてもらいたい」様子が伝わってくる。それもある意味当然で、カーナビの低価格化が進むと1台あたりの利益は少なくなるので、その分サービスで収益を上げようとするからだ。加えて「スマートループ構想」に基づき、出来るだけ多くのユーザーを囲い込みたい思惑もあるだろう。
 |
| ▲ ナビポータルサービス概念図 |
通信料金プランの月額利用料は¥1,029〜¥2,079となっていて、仮に2年間使用するとして最低でも¥24,696、最高で¥49,896が別途必要になる計算だ。
問題なのは通信料金に見合うだけの有益なコンテンツがあるかどうかと言う事。筆者の場合、低価格ポータブルナビにおいて携帯通信網を利用して得られる情報として便利だと思うのは、地図情報の更新とファームウェアのバージョンアップのみ。つまりリアルタイム性を必要としないデータだ。
エアーナビの場合は、あえて言うとオンデマンドVICSのみ。ただVICS情報はご存知の通りFM-VICSと電波・光ビーコンが全国に発達しているので、(エアーナビには用意されていないが)受信ユニットを付加することで事は足りてしまう。しかもランニングコストはかからない。
世間的にはネットワークへの接続を前提としたテレマティクス市場には大きな期待がされているが、過去に発売された具体的商品を見てみると、利用料金が無料ならともかく有料のサービスについては、どうもユーザーの思いが置き去りにされ、メーカー主導で開発した機能をユーザーに押し付けているような気がしてならない。
ランニングコストが必要な低価格通信ナビゲーションがユーザーにどれだけ受け入れられるのか、公表はされないだろうがエアーナビを購入したユーザーについて、月ごとの通信契約率の推移に注目したい。筆者の予測は「最初はまずまず?で、月日の経過と共に徐々に下がる」とみている。その逆なら、メーカーにとって通信対応エアーナビを投入した意味があったということになる。
パイオニアに何があったのだろう。まさかこんな品質で商品化するとは!
”PIONEER”と言えば、パナソニックと並んで日本におけるカーナビのトップメーカーのはすだが、made in Chinaとはいえ、設計検証も品質確認も、まともに行われたとは到底思えない。仮に作業を第三者に依頼していたとしても、パイオニアには管理・監督する責任があるはずだ。
エアーナビAVIC-T10を入手後、僅か1週間の間に、残念ながらナビゲーション機能中の操作不能とワンセグ受信中の再起動を、それぞれ複数回経験した。その他にも不具合らしき現象を確認したが、どうもメーカー側の検証が不十分のまま製品化してしまったように感じられる。
無名な海外メーカー製ナビならまだしも、日本の大手カーナビメーカーとしては案内音声の音量レベルの件と併せて、お粗末と言わざるを得ない。今まで様々なナビゲーション機器を見てきたが、日本メーカーのポータブルナビとしては稀に見る完成度の低さ。発売前の期待が大きかっただけに残念だ。
OSやCPUの選定は正しかったのか?とか、コストダウンし過ぎたツケを 操作上のレスポンスの悪さとしてユーザーに払わせてはいないだろうか?など、余計な心配をしてしまう。ちなみに評価したエアーナビのソフトウェアバージョンはナビが「Ver
1.00」、ワンセグが「Ver 1.0.1.2」、Bluetoothが「HW100-SW290」。地図が「2008年4月版」。
このように商品の完成度が低いことを露呈するような不可解な動作や現象については、ファームウェアのバージョンアップで対応できる点については一刻も早く実施してもらいたい。これらの点が改善されれば、ナビ基本機能やワンセグの受信機能は共に及第点が付けられるポータブルナビと言えよう。通信機能(スマートループ)云々はそれからだ。
エアーナビを購入検討する際には、以下のリンクからメーカーの対応状況を確認して欲しい。
□関連サイト
carrozzeria エアーナビ お知らせ
アップデートによるソフトウェアバージョン
| 提供日 |
ナビゲーション |
ワンセグ |
Bluetooth |
地図 |
| - |
Ver 1.00 |
Ver 1.0.1.2 |
HW100-SW290 |
2008年4月版 |
6/27
LPA080.DAT |
Ver 1.01 |
Ver 1.0.1.5 |
HW100-SW290 |
2008年4月版 |
 |
■通信モジュール対応 エアーナビ「AVIC-T10」
|
|