| 8GB SSD・ゴリラジャイロ・FM-VICS内蔵 「NV-SB540DT」 |

| 高速処理のGORILLAエンジンを搭載したワンセグ内蔵 SSDナビ |
内蔵するGPS受信機の性能は、受信方式/受信感度が「パラレル12チャンネル/-152dBm min」という表記であり、高感度GPSを内蔵する従来のゴリラ・ミニゴリラとの比較では同じだ。
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| GPS情報 |
しかし今回、測位に関して決定的に違うことは、今まで自分の位置を決定するセンサーに使っていた”GPS”から、”GPS + ジャイロセンサー +
加速度センサー”に変わったこと。ちなみにメーカーは、ジャイロセンサー + 加速度センサーのことを「ゴリラジャイロ(GG)」と呼んでいる。
新開発のゴリラジャイロを搭載したことで、上下・左右と進行方向の3つのセンサーが自車の動きを検知。それぞれのセンサー情報とGPS測位データ、地図データをGorillaエンジンが演算処理して、トンネルや高架下、高層ビル街など、GPS電波を受信しにくい場所でも、自車位置をしっかりと補正表示する。
これに加えて「W測位システム」を搭載。これはGPSとゴリラジャイロの測位を0.5秒ごとに交互に行うことで、GPSだけの測位に比べて自車位置の更新頻度を2倍にしたという。
実際に走行して感じたことは、自車マークの動きが従来のGPSナビに比べて滑らかなことだ。そして高感度タイプのミニゴリラなどで、GPS受信が不安定な場面で時折起こっていた停車時直後に地図が傾く現象は認められなかった。
一般走行時には、さすがに12mスケールにすると自車マークの前後ズレが分かることがあるが、実用上問題になる極端な遅れや進みは感じない。残念なことは、地図の縮尺に関係なく、右左折時において自車マークの動きがやや遅れ気味で違和感があること。
GPSの電波を受信することができないトンネルの中では自車位置が動く。またトンネル内に分岐があってもジャイロがクルマの動きを検知して正確にトレースする。高架下やビル街を走行した場面では、高感度GPSを採用したポータブルナビにありがちな不安定さが無く、安定した挙動を示す。
総合的には、各種センサーを搭載したことで、一般的な走行には全く問題ないレベルまで自車位置性能が向上している。
ジャイロセンサーと加速度センサーを利用した自律航法が働いている時は、現在地表示画面左のGPS表示の下の”GG”の文字色が水色となり、働いていないときは灰色で表示される。自律航法はGPS衛星の電波を受信してしばらく走行し、センサーの学習をした後に起動する。なお自律航法の誤差を少なくするために、本体を取り付ける際は、上下左右の角度は30度以内に調整したほうがいいようだ。
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| GGの文字色 |
電池で起動した際には自律航法は動作しないが、徒歩の移動では低速を考慮したチューニングが施されていて、詳細市街地図に設定しても安心して使える。
新ゴリラはジャイロセンサーを内蔵したとは言え、GPS非測位における場面では、車速を取り込む据置き型カーナビと比較すると、自車マークの動きが異なる場合がある。具体的には、電源を入れてからGPSが測位するまで(移動時)や、GPSの電波が届かない地下駐車場や立体駐車場の中を走行した場合、カーナビはジャイロと車速からの情報を基に自車位置を更新するが、車速を取り込まないゴリラは更新できない。このあたりは他のメーカーも含めて、ポータブルナビの今後の課題となるだろう。
(2009.12.1追記)
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