最近発売されるポータブルナビ ゴリラには、FM多重VICS受信機能を内蔵するものが多くなってきました。
同梱されているFM-VICS用アンテナ「NVP-VANF2」はフィルムアンテナですので目立たなくていいのですが、アンテナを取り付けるためにはフロントウインドウ横のピラーカバーを一時的に外す必要があるので面倒。
フロントピラー内部に機構が組み込まれているカーテンエアバック(サイドエアバック)搭載車の場合は、ピラーカバーを外すことすらできません。
そこで、NVP-VANF2の代わりになって、作業が簡単にできる取り付け性と受信感度を兼ね備えるにはどうしたらいいものか?を検討をしてみました。
1.クルマのラジオアンテナに接続する
クルマに付いているカーラジオ用アンテナはチューニングが施されて、かつ受信感度をアップするブースターが内蔵されていることが多いので、受信感度は期待ができます。
クルマのラジオアンテナに接続するために使用するパーツは、ラジオアンテナ分配コード
NPC-136(楽天市場)。

NPC-136は車両のラジオアンテナを2分配して、片方をFM-VICS内蔵ナビに接続するコードで、ラジオプラグ(JASOプラグ)をミニプラグへ変換するコードも付属されています。
この方法の問題は、作業を行なうにあたり車両の内張りを外さなければならないこと。そしてVICS用アンテナコネクタは”PMTコネクター”という特殊なコネクタを採用しているため、ミニプラグ対応とするためにはNVP-VANF2のアンテナケーブルにミニジャックを取り付けなければならないこと。この2つを容易にこなすことができるなら、おすすめの方法です。
2.市販のアンテナを使う
純正品ではなくサードパーティ製アンテナを使う方法があります。以前よりこれに期待しているところですが、良い物が出てきません。現在のところ、コネクタを変換することなく接続できるのは、「サンヨー ゴリラ用 FM・VICSミニアンテナ GS-15(STREET)」のみのようです。

GS-15はダッシュボードに両面テープで固定した円形マットの上に、アンテナに内蔵されているマグネットで固定するだけなので取り付けは簡単。しかし性能は期待できないので、使用できるのはFM電波が強い地域に限られます。ちなみにアンテナ長は10cm、ケーブル長が1m10cmで、税込価格は3,150円。
3.社外品のアンテナを流用する
コネクター変換は必要ですが、他社のアンテナを使う方法もあります。以下に使えそうな車載アンテナをリストアップしてみました。
パイオニア FM多重アンテナ AN-F10
ケンウッド FMアンテナ CX-50FM
HARADA 原田工業 パルウス フィルムアンテナ PALUSE FLA-303
SEIWA セイワ CITY ROAD TV/ラジオユーロアンテナ T29
日本アンテナ NTV-280G NTV-280T
MARUHAMA CAR TV ANTENA AGS-180
MARUHAMA マルハマ AGN-300N ※現在は生産されていない
なお、以前紹介した下記写真のマグネット基台とアンテナは以下のとおり。

ハンディー用小型マグネットベース(変角式)
MCR-M SMA フレキシブル・アンテナ(SMA)
WH-024SM コネクタの型式はSMAなので、ミニプラグへの変換もしくはケーブル切断して同軸ケーブルをつなぎ合わせる必要があります。
アンテナはFM受信用ではありませんが、マグネットベースをルーフの上に設置することで、弱電界地域でも更新してくれます。取り付け及び取り外しはマグネットなので簡単に行なえますが、ケーブル長が2.5mなので、設置場所が限定されます。
4.アンテナを自作する
無いなら作ってしまえ!ということで作ったのが下記の写真。


このアンテナはアンテナケーブル(同軸ケーブル)の中心線と編線をそれぞれ、約60cmの配線コードに繋いでT字型にしたものです。アンテナとなる部分をダッシュボード上のフロンガラス近くに、フロントガラスに平行になるようにして固定します。
いわゆるダイポールアンテナですので計算上はもう少し長いほうがいいかも知れませんが、取り付けの関係でこの長さに落ち着きました。ケーブルはダッシュボードの奥に押し込み、助手席側ピラーあたりに回してナビまで配線するときれいに見えます。性能の方は、電波が弱い場所ではVICS情報が5分おきに必ず更新するとは限りませんが、そこそこ使えます。
■関連サイト
ミニゴリラNV-JM520DTのVICS情報を自宅で確認する面倒なVICS用フィルムアンテナの取り付け