クラリオンのPND ドリブトラックス「DTR-P7DT」レビューから

DTR-P7DT
■技術力のあるメーカーに期待する独自路線
クラリオンのパーソナルナビ ドリブトラックス「DTR-P7DT」には、地図画面のデザインや独特なナビ機能などからして、インクリメントピーのカーナビアプリと地図データが使われているようだ。このアプリケーションや地図データの使用はクラリオンに限ったことではなく、筆者の知るところではブランド名で、Mio、ブロードゾーン、SIREN、トライウィンなども採用している。
このように、外観(ハードウェア)は異なるが肝心の中身(カーナビ用アプリケーション・ソフトウエア)の同じポータブルナビが、メーカーが違えども多数存在している現状ではユーザーは混乱し、ナビゲーション機能以外に特色がなければ、同じアプリだと分かった瞬間から魅力を感じなくなってしまうのではないかと危惧している。特にMio C523は、地図とワンセグの同時表示ができる以外はハードも含めて同じものではないか、と思うくらい酷似している。

Mio C523
クラリオンがPNDのカーナビアプリに社外品を採用し続けることについては疑問だ。開発費の削減や開発期間の短縮につながることにはなるのだろうが、長期的な視野に立てば必ずしも得策とは思えない。カーナビ分野では技術力があるメーカーなのだから、ぜひとも独自路線を歩んで欲しいものだ。
前機種のDrivTrax P5が登場した頃は、PNDと言えるポータブルナビが少なかったために存在価値はあったが、選択肢が増えた今では「ナビゲーション機器」として特色が出てこなければ「別にクラリオンでなくてもいい」となってしまう。
ちなみに売れ筋ランキングの上位に居続ける三洋電機のミニゴリラやソニーのナブ・ユーは、長年の間に蓄積されたメーカー独自のノウハウがつぎ込まれ、それが特色となっている。
DTR-P7DTは内蔵メモリ容量が2GBにとどまっているため地図表示や検索数には物足りなさを感じるが、長所としてライダーモードや歩行者モードなどの移動手段にあわせた誘導モード、ワンセグの録画とキャプチャー、意外と使えるAV機能、気軽に持ち運べるコンパクトボディ、バッテリーによる5時間の連続駆動などが挙げられる。
このあたりに魅力を感じれば、それなりに使えるナビなので実売価格次第では購入も視野に入れていいだろう。バッテリーで長時間視聴可能な動画再生機能付きポータブルワンセグテレビに、ナビ機能が付いたと思えは納得の商品。
〔記事全文〕
■関連サイト
クラリオン パーソナルナビ「DTR-P7DT」レビュー
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