Enavi Blog

2008/06/22

通信機能はメーカーの思惑どおり進むか? - エアーナビAVIC-T10レビューから

レビュー記事 「【レビュー】AVIC-T10 パイオニア エアーナビ」から抜粋)

 新型エアーナビは通信契約をしなくても使えるが、ニュースリリースや製品情報を見ると、「通信契約をしてもらいたい」様子が伝わってくる。それもある意味当然で、カーナビの低価格化が進むと1台あたりの利益は少なくなるので、その分サービスで収益を上げようとするからだ。加えて「スマートループ構想」に基づき、出来るだけ多くのユーザーを囲い込みたい思惑もあるだろう。

 通信料金プランの月額利用料は¥1,029~¥2,079となっていて、仮に2年間使用するとして最低でも¥24,696、最高で¥49,896が別途必要になる計算だ。

 問題なのは通信料金に見合うだけの有益なコンテンツがあるかどうかと言う事。筆者の場合、低価格ポータブルナビにおいて携帯通信網を利用して得られる情報として便利だと思うのは、地図情報の更新とファームウェアのバージョンアップのみ。つまりリアルタイム性を必要としないデータだ。

 エアーナビの場合は、あえて言うとオンデマンドVICSのみ。ただVICS情報はご存知の通りFM-VICSと電波・光ビーコンが全国に発達しているので、(エアーナビには用意されていないが)受信ユニットを付加することで事は足りてしまう。しかもランニングコストはかからない。

 世間的にはネットワークへの接続を前提としたテレマティクス市場には大きな期待がされているが、過去に発売された具体的商品を見てみると、利用料金が無料ならともかく有料のサービスについては、どうもユーザーの思いが置き去りにされ、メーカー主導で開発した機能をユーザーに押し付けているような気がしてならない。

 ランニングコストが必要な低価格通信ナビゲーションがユーザーにどれだけ受け入れられるのか、公表はされないだろうがエアーナビを購入したユーザーについて、月ごとの通信契約率の推移に注目したい。筆者の予測は「最初はまずまず?で、月日の経過と共に徐々に下がる」とみている。その逆なら、メーカーにとって通信対応エアーナビを投入した意味があったということになる。

ナビポータルサービス概念図  


■関連サイト
ポータブルカーナビのススメ - レビュー

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