Enavi Blog

2007/11/09

SONY NV-U2 ファーストインプレッション



ソニーから発売されたnav-uポータブルナビ「NV-U2」の第一印象をお伝えします。

□「NV-U2」とはどんなナビ!?
NV-U2は本体の画面サイズを従来機種NV-U1の4.3インチから4.8インチと大きくしながら、奥行きは20mmと薄型化を図ったスタイリッシュボディにGPSアンテナを内蔵。内蔵フラッシュメモリーも512MBから2GBにアップして、全国の詳細地図と豊富な検索データを本体にプリインストールしました。

測位補正システムは従来の「ポジションプラス」にジャイロセンサーを加えた「ポジションプラスG」に進化をしています。またリチウムイオン電池を本体に内蔵し、通常モードで約2時間、スタミナモードで約3時間の使用が可能となっています。

□新測位補正システム「POSITION plus G」
「ポジションプラスG」は、GPSの信号を見失った時からの加速・減速度具合を加速度センサーから得て、それを距離に換算する機能と、上下方向の移動を気圧センサーから求める機能、及び右左折による方位変化を検出する合計3つの機能をGPS測位に補正をして位置を決定するというものです。

今までのシステムをベースにジャイロセンサーを加えた新しいシステムですが、GPSが受信できない場面では右左折をセンサーがキャッチして自車位置の性能向上に力を発揮できそうな感じです。トンネルや高架下でもジャイロセンサーのありがたさを感じる位置性能で、GPSが非測位でもある程度までなら車の右左折に追従するようです。

□「ピタッと吸盤」で簡単取り付け


「ピタッと吸盤」はクレードルをしっかりとダッシュボードに固定できる優れもので、取外しも簡単に行う事ができます。クルマへの取り付けは、とにかく誰でも簡単です。クレードルは吸気を抜いてロックする機構により強力に吸着。吸盤はほこりが付着しても簡単な手入れで吸着力が戻るとのこと。NV-U1のクレードルに比較すると、かなりシンプルになったところが◎。

吸盤がダッシュボードにしっかり吸着しない場合や、やわらかい材質のダッシュボードの場合は、付属の取付シートをダッシュボードに貼り付け、その上にクレードルを取り付けます。

□大きなボタンで簡単操作、検索データも豊富
NV-U1を引き継ぐ使い勝手の良いユーザーインターフェース。タッチパネルで画面上の大きなボタンを指でタッチするだけで、目的地の検索や設定、各種機能を簡単に行う事ができます。検索データは住所が約3,000万件、電話番号が約1,000万件、施設データが約1,000万件収録されているので、他のナビと比較しても見劣りすることはありません。

地図表示もハイウェイマップやジャンクション・ランプガイド、2D表示のほか日本の小型ナビでは珍しい3Dマップ表示もできます。

□渋滞情報はFM VICSではなく光・電波ビーコンに対応


NV-U2はオプションのビーコンユニット(NVA-VB7)を取り付けることで、FM多重放送によるVICSではなく光ビーコンと電波ビーコンから渋滞情報を得ることができます。FM VICSの場合は電波を効率よく受信する必要があるためアンテナを車外に設置する必要がありますが、ビーコンの場合は受信ユニットをダッシュボードに置くだけなのでスマートな取り付けができます。

ビーコンユニットを付けると渋滞を回避した最適なルートをスピーディに探索し、本格的なナビゲーションと同様に文字・図形・地図の3種類の渋滞情報を表示することが可能です。渋滞情報が必須と思っているユーザーにはうれしい機能。

□走行状態や本体の設置状態で異なる細街路表示
本体をクレードルに装着して走行するとほとんどの操作ができなくなり、また幹線道路走行中には細街路も表示されなくなります。信号待ちなどで停車状態になると自動的に表示され、各種操作も可能になります。また幹線道路から細い道に入ると表示されなかった道路が表示されるようになります。

本体をクレードルから離して単独で使用した場合は、測位補正システムは働かなくなりますが、これでも充分に使えるという印象。この状態では幹線道路走行中でも細街路は表示され、各種操作に制限は出ないようです。従って走行中どうしても細い道路を表示させたいのならば、クレードから離して単独で使用すればいいようです。

□工夫しだいでバイクへの取り付けも可能


NV-U1はその形状からバイクへの取り付けはできませんでしたが、NV-U2は薄型化されたため、ミニゴリラをバイクに装着する際によく使われているRAMマウントホルダーが使用可能です。またクルマのエアコンの送風口への取り付けについては、検討後レビューへ掲載することにしますが、とりあえずこんなことはできそう。


電源は付属のシガーライターケーブルを本体に直接接続することはできませんので、内蔵バッテリーで動作させるか、あるいは市販のUSB電源ケーブルなどを別途用意する必要があります。

□音楽・ビデオファイルの再生が可能
NV-U2は8GB以下のメモリースティックデュオ(別売)に取り込んだMP3形式の音楽ファイルや、MPEG-4形式のビデオファイルの再生可能。ヘッドホン端子からの音声はステレオで、スピーカーからはモノラルで出力されます。ただナビゲーション動作時には同時に音楽やビデオファイルを再生することはできないので、音楽を聞きながらナビをすることはできません。

□指先で画面上をなぞるだけのジェスチャーコマンドは便利
地図画面に図形を描くだけのソニー独自のジェスチャーコマンド機能は便利。例えば円を描くと地図縮尺が変更、屋根を描くと自宅へ帰るなど。登録したお気に入りポイントの呼び出しも、L字を描くことによってすばやく行えます。mp3の音楽やmpeg-4の動画ファイル再生時にも活躍します。

□マーク編集やファームウェアの更新
「NV-U2用PCアプリケーション(nav-uツール)」を使用すると、マーク編集や本体のファームウェアを更新することができます。ツールはウェブサイトからダウンロードしパソコンにインストールします。

□非搭載のワンセグの受信機能
NV-U2唯一のマイナスポイントは、ポータブルナビの「はやり」機能となってしまったワンセグの受信機能が搭載されていないこと。バッテリーを内蔵していながらクルマのエンジンを停止した状態で使用できないのは残念です。ただしワンセグ放送を受信するツールは携帯電話を始め、他にもたくさん出回っているので運用の仕方でカバーすることはできるでしょう。

□ファーストインプレッションまとめ
ナビの基本性能がしっかりして取り付けや操作が簡単なNV-U2は、「カーナビ初心者から経験者まで幅広い層に受け入れられそう」が第一印象。よってかなり人気が出そうな商品。購入する場合、ナブユーにするかミニゴリラにするか悩みそうですが、ナビゲーション機能重視ならNV-U2、ワンセグ受信に比重を置くならミニゴリラ、という単純な選択方法もありです。NV-U2の詳細については後日、レビュー記事でお伝えします。

■関連サイト
ソニー、新メモリーナビ nav-u 『NV-U2』を発売
ポータブルカーナビのススメ - メモリーナビ

11 件のコメント:

  • 実は12月上旬にポータブルナビを購入する予定で現在ナブユーとミニゴリラを候補にしています。位置精度がいいようなのでナブユーの新製品になりそうです。
    レビューを楽しみにしています。

    Anonymous 匿名 さんのコメント, 2007年11月12日18:17 に投稿  

  • クレードルを使わないでNV-U2をエアコンに取り付ける方法は紹介されていますが、ダッシュボードに取り付ける方法はありますか。

    Anonymous 匿名 さんのコメント, 2007年11月16日21:33 に投稿  

  • 今のところは無いようでが、今月下旬に使えそうなホルダーが発売されるようです。

    Blogger いいなび さんのコメント, 2007年11月17日21:06 に投稿  

  • 仮にクレードルとの信号をキャンセルできる方法(例えばテープを貼るとか)があった場合、走行中の細街路表示と自立航法の両立は可能になりそうでしょうか。
    ミニゴリラの「ねじ式」は良いアイデアでした。

    Anonymous 匿名 さんのコメント, 2007年11月18日13:32 に投稿  

  • 現時点で簡単に出来そうなことは以下です。
    1.クレードルを使わない自律測位
    2.クルードルを使う細街路表示

    自律と細街路表示の両立についてはもう少し調査する必要があります。

    Blogger いいなび さんのコメント, 2007年11月18日21:05 に投稿  

  • クレードルを使わないで自律測位する方法を教えていただけますか。
    当方、バイクで使いたいのでよろしくお願いします。

    Anonymous 匿名 さんのコメント, 2007年11月19日8:27 に投稿  

  • レビュー読ませてもらいました。ナビとしての機能はかなり高そうでいい商品のようですね。
    そこでSiRF StarⅢチップを使ってるということだったので以前のエントリーにも書かれてたMSASに対応してるのかと思いソニーに聞いてみましたが、残念ながら非対応と言うことでした。
    しかし、PNDカーナビとしては最高のナビ性能ということのようなので購入してみようと思います。

    Anonymous 匿名 さんのコメント, 2007年11月19日19:32 に投稿  

  • 情報ありがとうございます。MSASには非対応ですか、残念です。
    今後ファームウェアのバージョンアップで対応するようならメーカーのやる気が伝わってきますが、現状でもMSASに対応する必要がない精度と評価しています。

    Blogger いいなび さんのコメント, 2007年11月19日21:06 に投稿  

  • 【クレードルを使わず自律測位させる方法】をレビュー(3/5)に掲載しました。一番下にあります。実行される場合は自己責任でお願いします。

    Blogger いいなび さんのコメント, 2007年11月19日21:12 に投稿  

  • 【クレードルを使わず自律測位させる方法】拝見しました。「導電性の金属板」とは、どのようなものがおすすめでしょうか。
    【クルードルを使う細街路表示】についても、情報をお待ちします。

    Anonymous 匿名 さんのコメント, 2007年11月27日13:44 に投稿  

  • 金属板についてはレビューに掲載しましたので参考にしてください。

    細街路表示についてはクレードルの改造が必要になります。
    詳細については公開しませんが、本体をクレードルに装着した際に、本体の4番端子がクレードル側端子と接続しない状態を作り出せると可能です。具体的にはクレードル側端子や基盤パターンの切断など。ただし細街路は表示されますが自律は機能しなくなります。

    Blogger いいなび さんのコメント, 2007年11月27日20:41 に投稿  

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