Enavi Blog

2007/10/13

小型ポータブルナビ(PND)への搭載が期待される自律測位システム

トンネルの中や高架の下などを走行するとGPS衛星の電波を受信できなかったり、ビルが建ち並ぶ場所では壁面で反射するマルチパスの影響で位置精度に誤差が生じることがあります。

現在位置を正確に表示することができない問題を解決する方法として、様々なセンサーから得られる情報を使って位置を補正する自律(自立)測位が挙げられます。

自律測位(ハイブリッド航法とも言う)はクルマに据え置きタイプのカーナビでは一般的に行われていますが、ここにきてポータブルタイプのナビゲーションにおいても小型のジャイロセンサーなどを搭載したものが登場しつつあります。

ソニーが先日発表したポータブルナビNV-U2は、従来のGPS、気圧センサー及び加速度センサーに加え、新たに右左折の方位変化を検出するジャイロセンサーを搭載し低速走行中の方位変化やトンネル内及び高架下などでの右左折も検出(Position Plus G)できるようにしています。


SONY NV-U2

またオランダのポータブルナビメーカーTomTomは、動作や重力を感知するセンサーを一部の機種(GO 920)に搭載し、GPSを受信できない場合でもナビゲーションを可能にする工夫(Enhanced Positioning Technology)を施しています。

そんな中、独自のQMEMS(水晶素材のQuartzとMEMS「精密微細加工」)技術で製品化しているエプソントヨコムは、相次いで超小型のジャイロセンサーを発表しています。「XV-8000CB」「XV8000LK」はカーナビ用途向け、低電圧駆動・低消費電力の「XV-8100CB」はポータブルGPS・PND用途向けとしています。


Epson Toyocom XV-8100CB(5.0×3.2×1.3mm)

またXV-8000CBは、GPSチップセットメーカ u-bloxにチップセットの推奨部品として認定されたことも公表しました。

このように超小型のデバイスが実際に製品に採用されている現状を見ると、そろそろポータブルナビもGPSのみを頼る時代では無くなってきた感があります。

■関連サイト
エプソントヨコム - ジャイロセンサー
村田製作所 - センサ
アナログ・デバイセズ - MEMS&センサー

0 件のコメント:

コメントを投稿



<< ホーム