Enavi Blog

2006/01/04

大型バイク盗難相次ぐ 都内で230台、高値輸出狙う?

東京都内で大型オートバイの盗難が相次いでいる。05年には、米国製「ハーレーダビッドソン」約50台をはじめ計約230台が被害に遭った。警視庁は、組織的な窃盗団が海外でも高値で売れる車種を狙い、輸出している可能性があるとみて調べている。盗難を経験したライダー有志は、海を越えて盗難車の返還運動を進めている。

警視庁の調べでは、被害は上野署や新宿署管内などで報告された。特に昨年8月に集中し、上野署管内だけでハーレー5台が盗まれ、1台200万円を超える車種もあった。大半が夕方から夜、持ち主が買い物などで離れたすきを狙われており、同庁は「トラックで追跡し、持ち主が離れた途端に荷台に載せて運び去った可能性もある」とみている。

盗難オートバイは、台湾やタイなどに密輸されるケースが多い。02年1月に被害にあった経験のあるライダーらが発足させ、盗難防止に取り組んでいる「全国二輪車環境改善ネットワーク」(事務局・横浜市)の池谷純仁さん(40)らは何度か台湾のバイク事情を調べに訪れた。

台湾の店先で日本の盗難車が中古車として売られていたことがあり、ネットワークのメンバーは台湾などで「盗難車を買わないで」というチラシを配った。現地で確認されたバイクについて、日本の持ち主が返還を求めて手続きをするのに協力、これまでに10台以上が戻ってきた。

ネットワークによると、台湾では02年7月に大型オートバイの輸入が解禁され、「ステータスシンボル」として需要が急増。地元での供給が追いつかないこともあり、日本より高値で取引され、2倍近い値がつくこともある。

日本自動車工業会によると、国内では二輪車の販売台数は80年代をピークに減少しているが、大型オートバイはここ数年、中高年を中心に人気を取り戻しているという。池谷さんは持ち主に、位置検索システムの取り付けや、頑丈なロックで固定物とつなぐなどの防犯対策を勧めている。
【asahi.com】 2006年01月04日05時56分

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